ダイヤモンドの価値を知るには4Cを見極める事から!
2013/3/30(土)カテゴリー:勉強会
ダイヤモンド=高価な宝石であることは一般的に広く知られています。ですが、ダイヤモンドの価値を決める基準が何かを知っている方は、少ないような気がします。
今回はGIA・GG(米国宝石学会認定資格者)がダイヤモンドの豆知識をお伝えしたいと思います。ダイヤモンドを買う時の為にも、知っておいて損はないですよ!
ダイヤモンドの価値は4Cで決まると言っても過言ではありません。4CとはCut・Color・Clarity・Caratの4つの基準からなる言葉で、品質や希少性を反映したダイヤモンド鑑定には必須の要素なんですよ。
Cutとはダイヤモンドが理想的な光を放つ為に切り出す作業で、エクセレントが最高でベリーグッド・グッド・フェアー・プアーの順に悪くなっていきます。ですから、ダイヤを選ぶ際にはカットグレードがグッド以上の石をオススメします!ところでカットが人の手で行われるなら、何故悪いカットが存在するのか?良いカットをすれば価値も上がるのに・・・それはこの後説明するCarat(重量)の所で判明します。
Caratとは重さの基準で、1キャラット(Ct)は0.2gです。通常1Ct・2Ct・・・重くなるほど希少価値が高くなるので、価格もそれだけ上がります。Ctは重さの単位であり、大きさではないので、見た目が小さくてもCt数が多い事がたまにあります。それが先述のカットのからくりで、石の歩留まり(重さを留める)をよくするため、悪いカットをしてでもCtを重くして価値を上げようとするのです。ダイヤモンドは0.5Ct、1.0Ct、1.5Ct等0.5Ct区切りで値段が跳ね上がる傾向にあるので、この数字でカットが悪いダイヤモンドの際には注意が必要です。逆に0.498Ct、0.990Ct等0.5Ct区切りに近い数字でカットが良いダイヤは、大きさも十分な上にお得な値段で買うことが出来るかもしれませんよ。
Colorとはダイヤの色の基準です。ダイヤは無色だと思っておられる方が多いのですが、逆に無色のダイヤはとても希少で価値が驚くほど高いのです。アルファベットのD~Zまで細かく基準分けがされており、一つ色のグレードが違うだけで何十万もの価格差が出る事もあるので、これを見極める事がプロでも一番難しいところだと思います。Dの無色は言うこと無しですが、E・F・G・H迄のグレードなら色味もほとんど無色なので、ダイヤを選ぶ際のヒントにしてみてはいかがでしょうか。
最後にClarityとはインクルージョン(内包物)とブレミッシュ(表面特徴)が、ダイヤの透明度に与える影響を基準にしたものです。フローレス(F)、IF、VVS、VS、SI、Iのグレードに分類され、フローレスが内包物も表面傷も全くない状態で最も価値が高いダイヤになります。ダイヤは生成の過程で周りの不純物や傷を内包して大きくなるので、フローレスのダイヤは本当に希少なダイヤと言えますね。また、通常傷の程度が大きいほど値段も安くなるのですが、Iクラスのダイヤの中には耐久性に問題があって割れやすいものもあるので注意が必要です。
以上のようにダイヤの価値はカット・カラー・クラリティー・キャラットの組合せで決まるので、それを理解した上で手に入れたダイヤモンドなら、より大きい満足感を得られるのではないでしょうか(^o^)。もしお手元に鑑定書があるなら、ご自分のダイヤがどのようなグレードの石なのか確認するのも面白いと思いますよ!
当店はGIA認定資格者が確かな知識と鑑定眼で、皆様からお持ち頂いたダイヤモンドをしっかりと査定いたします。ダイヤモンドが輝く安心と信頼のGIAバッジとともに、皆様のお越しをお待ちしております。
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