質屋の鑑別機材 宝石顕微鏡編
2012/11/15(木)カテゴリー:質屋の仕事
皆さん質屋さんが鑑定をしているイメージはどんな姿を想像されますか?
たぶんルーペでじっくりと品物を見定めている姿を想像されると思うのですが、
当店ではルーペ同様に無くてはならない鑑定道具があります。
その中の一つがこの宝石用顕微鏡です。
宝石用顕微鏡が活躍する宝石は色々ありますが、今日は最もメジャーな宝石であるダイヤモンドを例にお話します。
皆さんダイヤモンドは硬度が高くて傷がつかないイメージがあると思うのですが、実は全く傷や不純物がないダイヤモンドの方が圧倒的に少ないのです。
10倍に拡大したダイヤは大体こんな感じに見えます(ピンボケしているので本当はもっとはっきりしてますが・・・)。
ルーペで見るイメージがこんな感じなのですが、ほとんどのダイヤはこの状態でも十分グレードは分かります。
これを顕微鏡でより拡大してみると・・・
石の左側や中心に傷や不純物があるのが分かりますか?
ルーペで傷や不純物が見えない場合でも、このように拡大してみると意外な所に隠れている傷を見つける事ができます。
逆に不純物が全く無いダイヤは希少な石なので、見つけられない場合は逆にテンションがあがったりします(笑)。
ダイヤは品質の他に重さ、カットの正確さ、色といった4Cの総合で価値が決まるのですが、それはまた別の機会に・・・。
他にも色々な鑑別機材を使って、満足していただける査定を出せるように精進しております!
ダイヤに限らずサファイア、ルビー、エメラルド等色石に関してもしっかり見せていただきますよ!!
指輪やネックレス他ジュエリー類の買取を希望される方は、是非京都伏見桃山の金森商店へお越し下さい!!!